美しい器を眺めるだけでも心が躍りますが、実際に手に取り、日々の生活で使うことでその魅力は一層深まります。器好きたちが選ぶ特別な器たちは、日常の食卓に彩りと喜びをもたらします。この記事では、器がどのように私たちの暮らしを豊かにし、料理を引き立てるのかを、3人の器好きの視点から探ります。日々の食事に特別な瞬間を添える、自分だけの器との出会いのヒントを見つけてください。

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多国籍な食卓を彩るカラフルな柄皿

 多国籍な食卓を彩るカラフルな柄皿
多国籍な食卓を彩るカラフルな柄皿

多国籍な器がもたらす日常の彩り

多国籍な器がもたらす日常の彩り
多国籍な器がもたらす日常の彩り

インド ジャイプールから持ち帰ったブルーポッタリーの飾り皿には、堂々とした海苔巻きと稲荷ずしが美しく盛り付けられています。モロッコのカラフルな絵付けのボウルには、ポテトサラダとキャロットラペがたっぷりと盛られています。京都の〈金網つじ〉の丸盛り網に唐揚げをのせ、その受け皿にはインドで購入した銅製のプレートを使用しています。これらの多国籍な器は、それぞれの土地の文化や風景を反映しており、料理を一層引き立てています。これらはすべて、彼女が旅行先から持ち帰ったものです。「旅先で器を買うようになったのは、10年ほど前に訪れたモロッコとウズベキスタンの旅からです。お皿にはその地の生活文化が色濃く反映されていて、建物の装飾や人々の衣装など、目にした風景を器という形に代えてわが家に持ち帰るのは自然な成り行きでした」と彼女は話します。

旅先の宝物たち

旅先の宝物たち
旅先の宝物たち

旅行の際は窯元や器の店を下調べして、訪れるルートに組み入れるようになったそうです。彼女は、何kgもの陶器や大きな金属製の入れ物など、肩がもげそうになっても大切に持ち帰ります。作家が絵付けした作品や骨董品、大衆食堂のアノニマスなプリントの食器、市場に積み上げられた大量生産のアルミ容器など、心に響くものなら分け隔てなく購入します。彼女の家に集められた器たちは、どこか統一感があるから面白いです。「ひとつひとつ、現地での思い出が一緒になっているから愛着もひとしお。眺めているだけでもテンションが上がりますが、使うとさらに楽しいです。シンプルな無地の皿に比べ、派手な皿は使いにくいという意見もありますが、思い切りが大切です。お皿が主役で食べ物が添え物でもいい。なんということのないおかずをのせても、ひとりの晩酌でも、卓上が華やぎます」と彼女は語ります。

美しさと実用性を感じるガラスの器

 美しさと実用性を感じるガラスの器
美しさと実用性を感じるガラスの器

幸せを感じる一期一会の出会い

幸せを感じる一期一会の出会い
幸せを感じる一期一会の出会い

「アンティークの器はフランス製、ガラスの器は北欧や作家ものが多いんです。グレイッシュなトーンが私の好みにぴったり合うんですよ」と語るのは、ワインショップを営むある女性です。彼女は自分の好みをはっきりと理解しており、10年以上かけて集めたアンティークの器やワイングラス、おもてなし用の大皿、小皿などが美しく並べられたオーダーメイドの棚に収められています。物は多いものの、それぞれが自然に調和し、器を眺めるだけで心が満たされます。

好みを貫く選び方

好みを貫く選び方
好みを貫く選び方

「私は浮気せずに好きなテイストや作家の作品を追い続けるタイプなんです」と彼女は言います。器は美しさだけでなく、使い心地や機能性も大切にしており、選ぶ基準は明確です。「本質的なアプローチで作られた器を、自宅に迎え入れるときは、まるで作品をお預かりするような気持ちになります。それらは私にとって時代を超えて愛される存在であり、大切に使い続けて次の世代に引き継ぎたいと思っています」と彼女は続けます。

特に心惹かれる作家たち

特に心惹かれる作家たち
特に心惹かれる作家たち

彼女はガラスの器が特にお気に入りです。「日本の作家の器は手になじむ感触や美しい色合いが魅力です。一方、海外の作家の作品はグレイッシュなガラスと真鍮の組み合わせが独特の美意識を感じさせます」と彼女はいいます。「個展があるたびに少しずつ集めていて、これらの器はアートのような美しさと実用性を兼ね備えていると感じます」と彼女は語ります。

器がもたらす日々の喜び

器がもたらす日々の喜び
器がもたらす日々の喜び

彼女は器を料理に合わせて選ぶのではなく、好きな器に出会ったときにその器に合う料理を考えるのが楽しみだと言います。「器との一期一会の出会いを楽しむことが、自分自身の豊かさにつながると信じています」と彼女は語ります。彼女にとって、ガラスの器は日常の中で特別な瞬間をもたらす存在であり、その美しさと実用性が日々の生活を豊かにしているのです。

土地の風情を伝える器

 土地の風情を伝える器
土地の風情を伝える器

世界中のアンティークとクラフト

世界中のアンティークとクラフト
世界中のアンティークとクラフト

都内の一角にあるアンティークやクラフト雑貨を扱う店では、北欧やヨーロッパ各地から買い付けた品々が販売されています。店主である女性は、自ら選び抜いた器や雑貨を食器棚に並べています。「アンティークを選ぶとき、ブランドや年代も重要ですが、私が心惹かれるのは、その器を見たときにその土地の情景が浮かんでくるものです」と彼女は語ります。実際にその地域の料理を味わい、自然豊かな場所でキャンプをすることで、その土地の空気や暮らしを感じ取り、その魅力を器に投影しているのだそうです。

風景を感じる器たち

 風景を感じる器たち
風景を感じる器たち

例えば、スウェーデンのダーラナ地方で出会った古い木製ボウルは、木の種類は分からないものの、地元のゲストハウスで同じような器に自家製パンと山羊のチーズが盛られて出てきたとき、その土地の暮らしが目に浮かびました。「イタリアのプーリア地方で見つけたお皿も、地元の食堂でオイルと素材をシンプルに和えたパスタが盛られていて、家庭の温かさを感じました」と彼女は話します。器を手にするたび、その器が生まれ育った土地の風景や暮らしを思い出し、その物語が蓄積されていくことが、彼女にとっての器の最大の魅力なのです。

世界の器で楽しむ豊かな食卓

 世界の器で楽しむ豊かな食卓
世界の器で楽しむ豊かな食卓

この記事では、さまざまな器を通じて日常を彩る方法についてご紹介しました。インタビューを通じてわかったのは、器はただの道具ではなく、使うことでその真価を発揮し、私たちの暮らしに特別な瞬間をもたらしてくれるということです。旅先で出会った器が、その土地の風情や思い出を連れてきて、食卓を豊かにする。好きな器に囲まれることで、日々の食事が一層楽しみになります。自分だけの特別な器を見つけ、日常の中に取り入れてみてください。

日本の職人技が光る、プロフェッショナル用の食器をご覧ください。


culinarytechglobalでは、プロフェッショナルのニーズを満たすために特別に設計された軽くて丈夫な日本製業務用食器を提供しています。匠の技が詰まった食器を、あなたのレストランに取り入れてみませんか?

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篠宮恵美
About me
株式会社ウェルリッチ 代表取締役:志渡澤 和樹

culinarytechglobalは創業以来、業務用食器の品質と革新を追求し続け、世界中のキッチンに最適なソリューションを提供してきました。「信頼と品質で未来への架け橋を」を理念に、読者の皆様に役立つ情報をお届けしています。


私たちの役割は、高品質な業務用食器を通じて、料理の魅力を最大限に引き出すお手伝いをすることです。食器の選び方や使い方など、様々な知識を提供し、皆様の料理が一層引き立つようサポートいたします。


ぜひ、この記事を通じて新しい発見をし、culinarytechglobalの食器が皆様の食卓で役立つことを願っています。