この記事は、和食器の基本アイテムを紹介する連載シリーズの第四弾です。陶器と磁器の美しさや実用性は、多くのレストランシーンで光り輝きます。今回は、華やかなテーブルを演出する大鉢、使い勝手の良い土鍋、風情ある急須や土瓶、そして多彩なサービスアイテムについて詳しくご紹介します。各アイテムの特長や選び方を知ることで、 あなたのレストランの魅力をさらに高めるための情報をお届けします

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大鉢

大鉢
大鉢

あらゆるシーンに華を添える大鉢の魅力

 あらゆるシーンに華を添える大鉢の魅力
あらゆるシーンに華を添える大鉢の魅力

大鉢は、直径30cm程度の大きめの鉢を指し、家族や友人が集まる場でのサービスアイテムとして重宝する。深みのある形状は派手な絵柄でも調和しやすく、存在感が際立つ。初めての購入には、赤絵や染付など、どんな器とも相性の良いデザインが無難だ。料理を盛り付ける際は、中央に小高く盛り、余白を意識すると美しく映える。 日常の惣菜も大鉢に盛るだけで豪華になり、特別なおもてなし料理として楽しめる

代表的な大鉢

 代表的な大鉢
代表的な大鉢

大鉢には以下のような種類があり、それぞれ独自の魅力を持っています。用途や好みに合わせて選んでください。


  • 赤絵が美しい大鉢(有田焼)
  • 灰釉大鉢 (清水焼)
  • 菓子器として使える角鉢(織部市松)と角鉢用蓋(織部釉)

土鍋

土鍋
土鍋

深い味わいを引き出す土鍋の魅力

 深い味わいを引き出す土鍋の魅力
深い味わいを引き出す土鍋の魅力

土鍋は、鍋料理に欠かせないプロフェッショナルなアイテムであり、日本独特の食文化を象徴します。鉄製の鍋に比べて熱の伝わり方はゆっくりですが、その分蓄熱性が高く、おでんや水炊き、寄せ鍋などの煮炊き料理に最適です。最近では、一人用から大人数用までさまざまなサイズが揃っており、美味しいご飯を炊くためのツールとしても見直されています。土鍋を使い始める前には、お粥を炊いたり、 お米のとぎ汁と水を8分目まで入れて10〜20分ほど沸騰させ、表面の細かい穴をふさぐ「目止め」をしておきましょう

代表的な土鍋

 代表的な土鍋
代表的な土鍋

土鍋には以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途や好みに合わせて選んでください


  • 赤楽尺土鍋(三川内焼)
  • 白唐草九寸土鍋 (三川内焼)

急須・土瓶

急須・土瓶
急須・土瓶

美しさと機能性を兼ね備えた急須と土瓶の選び方

 美しさと機能性を兼ね備えた急須と土瓶の選び方
美しさと機能性を兼ね備えた急須と土瓶の選び方

急須と土瓶の最大の違いは、その把手の形状にあります。急須は横に把手が付いており、一方、土瓶は上に付いたツルが特徴です。土瓶は日本で生まれ、平安時代には酒器や薬草を煎じるために使われていました。急須は中国から伝わり、元々はお酒を温める道具でしたが、現在ではどちらもお茶を入れるための道具として広く使われています。香りを楽しむ煎茶や玉露には小振りな急須や宝瓶(把手のない急須)が適しており、番茶やほうじ茶をたっぷり淹れるには土瓶が最適です。選ぶ際のポイントは、 デザイン性、持ちやすさ、出詰まりしにくいこと、そして茶がらを捨てやすいことの4点です。

代表的な急須と土瓶

 代表的な急須と土瓶
代表的な急須と土瓶

急須と土瓶には以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途や好みに合わせて選んでください


  • 白磁立筋土瓶(波佐見焼)
  • 福」の文字が描かれた急須(萬古焼)
  • 富士型後手急須(萬古焼)
  • 宝瓶と湯呑茶碗(九谷焼)

レストランを彩る追加アイテム

レストランを彩る追加アイテム
レストランを彩る追加アイテム

テーブルを引き立てるこだわりの選択

 テーブルを引き立てるこだわりの選択
テーブルを引き立てるこだわりの選択

和食に欠かせないアイテムの一つに醤油差しがあります。汁切れがよく垂れにくい注ぎ口を持つものを選ぶのがポイントです。また、受け皿付きのものは汚れ防止にも役立ちます。 つい見過ごしがちですが、毎日使うものだからこそ、こだわりを持って選びたいアイテムです


さらに、お重も注目すべきアイテムです。特に陶器や磁器の小振りなものは、和洋中問わず使いやすく、常備菜をおしゃれに保管できます。鮮やかな絵柄や色使いのものを選ぶと、食卓が一層華やかになります。また、 調理器具としても使える小振りなすり鉢などは、食卓に出しても違和感がなく便利です

代表的なサービスアイテム

 代表的なサービスアイテム
代表的なサービスアイテム

以下のようなサービスアイテムがあります。それぞれの特徴を理解し、用途や好みに合わせて選んでください


  • 吉田屋風葉紋花鳥
  • 赤絵の醤油差し
  • 台付き汁次(有田焼)
  • 台付き汁次(清水焼)

和食器でレストランの品格を高める

和食器でレストランの品格を高める
和食器でレストランの品格を高める
今回の記事では、大鉢、土鍋、急須・土瓶、レストランを彩る追加アイテムについて取り上げました。これらのアイテムは、料理の質を高めるだけでなく、レストランのテーブルに特別な魅力を加えます。特に急須と土瓶は、お茶の時間を演出するのに欠かせないアイテムで、お客様にゆったりとしたひとときを提供できます。和食器を使ったプロフェッショナルなテーブルコーディネートで、 お客様に最高の食事体験を提供するためのヒントを得ていただければ幸いです

日本の職人技が光る、プロフェッショナル用の食器をご覧ください。


culinarytechglobalでは、プロフェッショナルのニーズを満たすために特別に設計された軽くて丈夫な日本製業務用食器を提供しています。匠の技が詰まった食器を、あなたのレストランに取り入れてみませんか?

料理をさらに引き立てる、厳選された食器で特別な食卓を演出しましょう。


篠宮恵美
About me
株式会社ウェルリッチ 代表取締役:志渡澤 和樹

culinarytechglobalは創業以来、業務用食器の品質と革新を追求し続け、世界中のキッチンに最適なソリューションを提供してきました。「信頼と品質で未来への架け橋を」を理念に、読者の皆様に役立つ情報をお届けしています。


私たちの役割は、高品質な業務用食器を通じて、料理の魅力を最大限に引き出すお手伝いをすることです。食器の選び方や使い方など、様々な知識を提供し、皆様の料理が一層引き立つようサポートいたします。


ぜひ、この記事を通じて新しい発見をし、culinarytechglobalの食器が皆様の食卓で役立つことを願っています。