この記事は、和食器の基本アイテムを紹介する連載シリーズの第一弾です。陶器と磁器は和食器の基本アイテムとして、多くのシーンで活躍します。今回は、温もりを感じる陶器の飯碗や、美しい絵柄が魅力の磁器の飯碗、さらには湯呑茶碗や中皿について詳しく紹介します。各アイテムの特徴や選び方を知ることで、 あなたのレストランのテーブルコーディネートを一層魅力的にするためのヒントが得られます。

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飯碗(陶器)

 飯碗(陶器)
飯碗(陶器)

自分だけの特別な飯碗を選ぶ

自分だけの特別な飯碗を選ぶ
自分だけの特別な飯碗を選ぶ

陶器の飯碗は、温かみのある風合いとしっかりとした形が特徴です。毎日使う食器だからこそ、見た目の美しさだけでなく、手にしっくりと馴染む大きさや持ちやすさも大切です。自分の手に合う飯碗を選ぶことで、食事の時間がさらに楽しくなります。また、レストランでのおもてなしには、季節感やコ ーディネートに合わせた色柄の飯碗をいくつか揃えておくと、より華やかに演出できます。

代表的な陶器の飯碗

代表的な陶器の飯碗
代表的な陶器の飯碗

陶器の飯碗には、以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途や好みに合わせて選んでください。


  • 青印花飯碗 (清水焼)
  • 十草碗 (美濃焼)
  • 唐津粉引飯碗 (唐津焼)

飯碗(磁器)

 飯碗(磁器)
飯碗(磁器)

繊細な美しさが光る磁器の飯碗

繊細な美しさが光る磁器の飯碗
繊細な美しさが光る磁器の飯碗

磁器の飯碗は、1200〜1400度の高温で焼かれることで、白く透き通るような素地と堅牢さを持ちます。この特徴により、薄くて繊細なデザインが可能となり、美しい絵柄が施されたものが多いです。特に、吉祥文や動植物のモチーフを描いた伝統的なものから、現代的なデザインまでバリエーションが豊富です。 テーブルのしつらえや他の器に合わせて、色柄を選ぶことがポイントです。

代表的な磁器の飯碗

 代表的な磁器の飯碗
代表的な磁器の飯碗

磁器の飯碗には、以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途や好みに合わせて選んでください。

  • うこぎ飯碗(有田焼)
  • 古染付龍文飯碗 (三川内焼)
  • 平戸十草雷紋飯碗 (三川内焼)
  • 青海波文茶碗(有田焼)

湯呑茶碗

湯呑茶碗
湯呑茶碗

お茶の種類とシーンに応じた器選び

 お茶の種類とシーンに応じた器選び
お茶の種類とシーンに応じた器選び

湯呑茶碗は、口に直接触れるため、その手触りやボリューム感、口当たりが非常に重要です。お茶の種類や淹れ方によって適した器が異なります。例えば、番茶やほうじ茶など熱湯で淹れるお茶には、熱が伝わりにくい筒形や厚みのある器が適しています。一方、60度前後の湯加減で淹れる玉露や高級煎茶には、香りや色を楽しむために小振り で薄手の茶碗や汲出を選ぶと良いです。お客様用には蓋付き汲出が一般的です。

代表的な湯呑茶碗

 代表的な湯呑茶碗
代表的な湯呑茶碗

湯呑茶碗には、以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途や好みに合わせて選んでください。

  • 辻が花蓋付汲出 (波佐見焼)
  • 粉引唐草仙茶 (波佐見焼)
  • 桔梗アーチ文湯呑 (清水焼)
  • 桃延寿文湯呑 (清水焼)
  • 錆帯染付亀甲湯呑 (清水焼)
  • 白磁面取湯呑 (清水焼)
  • バラ絵組湯呑 (有田焼)
  • 唐津粉引湯呑 (唐津焼)
  • 縦割色十草湯呑 (九谷焼)
  • 交趾鯛一珍組湯呑 (清水焼)
  • 彩色菊詰文湯呑 (清水焼)
  • いなせ湯呑 (波佐見焼)

中皿

中皿
中皿

一人前の主菜の盛り付けに最適

  一人前の主菜の盛り付けに最適
一人前の主菜の盛り付けに最適

中皿は、五寸皿(直径15㎝程度)、六寸皿(直径18㎝程度)、七寸皿(直径21㎝程度)といったサイズの皿を指します。これらは日常的に使い勝手が良く、特に一人前の主菜を盛るのに適しています。取り皿としても重宝され、非常に汎用性が高いです。料理との相性を考えるなら、土の風合いを活かしたシンプルなデザインのものがおすすめです。料理を引き立てるだけでなく、季節感を演出したり、おもてなしの場面では伝統的な絵柄のものを選ぶと華やかさが増します。和洋ミックスなどアレンジを加えたメニューには、 現代的なデザインの器がよく合います。数種類のバリエーションを揃えておくと便利です

代表的な中皿

   代表的な中皿
代表的な中皿

中皿には、以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途や好みに合わせて選んでください。

  • 六瓢窓絵皿 (清水焼)
  • 見込流水青磁皿 (清水焼)
  • 色絵竜田川皿 (清水焼)
  • 黄釉八角龍文皿 (清水焼)
  • 白瓷六寸輪花平鉢 (唐津焼)
  • 御本手三島平皿 (清水焼)
  • 紫交趾6寸皿 (清水焼)
  • 絵唐津皿 (唐津焼)

和食器の基本アイテムでレストランの魅力を引き立てる

和食器の基本アイテムでレストランの魅力を引き立てる
和食器の基本アイテムでレストランの魅力を引き立てる

この記事では、和食器の基本アイテムである陶器と磁器についての第一弾として、飯碗や湯呑茶碗、中皿を紹介しました。陶器の持つ温かみや磁器の繊細な美しさは、レストランのテーブルコーディネートに新たな魅力を加える要素です。次回の記事では、さらに多様な和食器について詳しく解説します。これらの和食器を活用し、 お客様に特別な食事体験を提供するためのヒントを得ていただければ幸いです。

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篠宮恵美
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株式会社ウェルリッチ 代表取締役:志渡澤 和樹

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